■フィルフォーマー Q&A
フィルフォーマー Q&A
フィルフォーマー
Questions
Q01:市販の膨張剤とは違うのですか?
Q02:添加量はどのくらいから試験すればよいですか?
Q03:添加してもまだ亀裂が発生するのですが?
Q04:コテ仕上げ面が膨張してしまったのですが?
Q05:添加方法(場所・タイミング)は?
Q06:配合修正は必要ですか?
Q07:添加量が一定なのに、亀裂が発生する時としない時があるのですが?
Q08:1m3あたり数10グラムと添加量が少ないのですが、均一に混ざりますか?
Q09:悪影響はありませんか?
Q10:投入装置を付けたいのですが?
Q11:従来からあるアルミ粉との違いは?
Q12:取り扱い上、どのような注意が必要ですか?
Q13:荷姿は?
Answers
Q01:市販の膨張剤とは違うのですか?
A01: 市販の膨張剤(たとえばデンカCSA,エクスパンなど)は主に乾燥収縮亀裂を防止するために使用し、コンクリートが硬化してから膨張します。一方フィルフォーマーは沈下亀裂を防止するために使用し、フレッシュ時のコンクリート中で反応し、微小な気泡を発生させ沈下を補償する程度の膨張をします。そしてその膨張はコンクリートの硬化前に終了します。
なお膨張剤との併用は可能です。
Q02:添加量はどのくらいから試験すればよいですか?
A02: 亀裂の程度によって異なります。下表に示す添加量を目安にスタートして下さい。
亀裂幅(mm) 添加量(g/m3)
0.2 25
0.5 40
1.0 60
Q03:添加してもまだ亀裂が発生するのですが?
A03: 添加量が少ないようです。5g/m3づつプラスして、亀裂が発生しなくなるまで添加量を増やし試験してみて下さい。
Q04:コテ仕上げ面が膨張してしまったのですが?
A04: 添加量が多いようです。添加量を5g/m3マイナスして試験してみて下さい。
→ 添加量は製品や製造条件によって異なりますので、製品ごとに適正な添加量を探す必要があります。
Q05:添加方法(場所・タイミング)は?
A05: 場所:添加方法はミキサーに直接添加するか、細骨材の計量槽に投入して下さい。
タイミング:細骨材と共に投入して下さい。
(手投入する場合は、水に溶けやすいロールペーパー等にあらかじめ計量して包んでおきそのまま投入すると便利です)
Q06:配合修正は必要ですか?
A06: 基本的には必要ありません。フィルフォーマーを添加するだけで結構です。ただし流動性は良くなる傾向がありますので、ごくまれに多少水量を減ずる場合があります。
Q07:添加量が一定なのに、亀裂が発生する時としない時があるのですが?
A07: コンクリートのコンシステンシーや打設条件、養生条件等によって亀裂発生状況は異なります。スランプが大きい場合は沈下亀裂が出やすくなりますので、添加量を少し増やしてください。また蒸気養生の前置き時間が長く、養生温度が低いと膨張量は小さくなりますので、この時も添加量は少し増やしてください。
なるべくスランプや打設条件・養生条件を一定にすることが大切です。
Q08:1m3あたり数10グラムと添加量が少ないのですが、均一に混ざりますか?
A08: 特殊な無機微粉末を配合することで分散性を高めておりますので、通常の練り混ぜ時間で十分混ざります。
Q09:悪影響はありませんか?
A09: 悪影響は与えません。
1.強度 変化ありません。
2.外観 気泡: 微小な気泡のため目立ちません。膨張圧により比較的大きな気泡は少なくなります。
色: 1m3あたり数10グラムと添加量が少ないので変わりません。
3.空気量 変化ありません。
4.型枠への影響 膨張圧は小さく、型枠の変形はありません。また硬化前に膨張は止まりますので型枠内に製品を長期放置しても傷めることはありません。
5.人体への影響 毒性はありません。手に触れても問題はありませんが、素手で扱うことはなるべく避けてください。目に入った場合は大量の水で洗浄し、眼科医の治療を受けてください。
Q10:投入装置を付けたいのですが?
A10: 電源とコンプレッサーからのエアが必要です。信号が取れれば他の資材と連動して投入することもできます。詳細はカスタマーサービス担当者(石垣 電話 042-365-8717)までお問い合わせ下さい。
Q11:従来からあるアルミ粉との違いは?
A11: コントロールされた起泡と膨張システムにより沈下亀裂を防止します。そのため初期膨張量・タイミング・持続時間・最終膨張量のバランスが必要です。フィルフォーマーはそうした要求に合わせてアルミ粉を表面処理し、特殊無機粉末と混合してあります。
なおこの技術に関して当社は、コンクリート製品の沈下亀裂防止のためにアルミ粉を添加する製法として特許出願済みです。
Q12:取り扱い上、どのような注意が必要ですか?
A12: 本商品は吸湿性を有する微粉末ですので、セメントと同様に保管して下さい。
本商品の取り扱いにあたっては、毒性はありませんが、マスク、保護メガネ、ゴム手袋等の保護具を着用して下さい。
Q13:荷姿は?
A13: 本商品の荷姿は、20kg袋入りです。
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